運営者 | yuanyuan zhang © Sunrise Caribbean |
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サービス開始 | 2016年12月 |
アプリストア | AppStore google play版は存在せず |
ざっくりまとめると
- berry(ベリー)は出会い系規制法を免れる脱法出会いアプリ
- 利用者には恐喝・逮捕リスクが必ず存在することを理解すべき
- マルチ商法の勧誘などが頻発するため注意が必要
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berry(ベリー)は悪質アプリなのか?その実態とは?
berry(ベリー)は完全無料の出会いアプリです。課金ポイントは一切なく、アプリの所々に広告を掲載することで収益を上げるビジネスモデルとなっています。このberry(ベリー)がどういった機能を持ち、どういった利用者がいて、安心・安全な出会いが生まれるのか、調査しましたので、ご紹介したいと思います。
berry(ベリー)を始める前に知るべきこと
berry(ベリー)の実態を知る前に、前提として理解しておくべきことがあります。
それは、
berry(ベリー)は出会い系アプリではない
ということです。
これは、berry(ベリー)のAppstoreの説明文に注意事項として確かに記載されています。
つまり、どういうことかというと、「出会い系規制法」が定義する「出会い系サイト」には該当しないということです。これによって、出会い系規制法が定める事業者の制限や義務は課されることなく運営ができます。
一方で、異性との出会いを目的としたメッセージのやりとりは一切禁止されているというわけです。
しかし、このberry(ベリー)のAppstoreでのアプリタイトルにははっきりと無料で使える出会いチャットアプリと記載がされており、出会い系アプリではないが、「出会い」をうたっているという矛盾を抱えています。
法律の抜け道をついて、法律上は出会いアプリではないという位置付けですが、実態は「出会いアプリ」と思って良いです。
berry(ベリー)の評価は?
Appstoreでは、下記のようにユーザーによるベリーの口コミ評価を見ることができます。
それを見ると、なんと23000ものレビューで星5を獲得しています。
これはとてつもない数字です。23000人がこのアプリを星5として評価しているのですから。
しかし、この数字にはからくりがありました。
berry(ベリー)には足跡機能というものがあります。
自分のプロフページに訪問してくれたユーザーを見ることができる機能です。
この足跡機能を見て見ようと思って、タップすると、星5のレビューをするように促されます。
↓このような感じです
つまり、機能を解放するためだけにレビューを書いているユーザーがほとんどで、実際にこのアプリを適正に評価しているユーザーはいないということです。
全くフェアで適正な評価ではないので、この星5のレビューをもってberry(ベリー)を評価の高い出会いアプリだと判断するのは間違いです。
berry(ベリー)はどういうアプリ?
さて、ここからはberry(ベリー)の機能をご紹介してみましょう。
berry(ベリー)の機能は2つあります。
まずは、異性を一覧から「探す」機能、
そして、異性が自ら発信する「日記」機能です。
▼「探す」機能
「探す」画面からリストとなって異性が表示されます。
さらに、左上にある虫眼鏡アイコンを押すと、検索条件を絞ることができます。
設定できる検索条件は下記の4つです。
18歳〜50歳以上を絞れます
・距離
1km〜500kmまでの距離で絞れます
ちなみに500kmというと東京-大阪間ぐらいの距離です。
・所在地
都道府県を選択できます。
・新規ユーザーのみに絞る
すれていないフレッシュなユーザーに絞ることができます。
▼「日記」機能
日記機能では、ユーザーが自分で自由に日記を書いて、それがタイムライン形式で表示されます。
日記に「いいね」をすることや、そのユーザーをフォローして日記の更新を確認することができたり、ここからチャットをすることも可能です。
要するに掲示板になっており、そこからもアプローチが可能ということになります。
berry(ベリー)の安全なのか?
さて、ここまでberry(ベリー)について紹介してきましたが、果たしてberry(ベリー)は安全なのでしょうか?
まず、結論からいうと、berry(ベリー)は使用すべきではありません。
利用者には多くのリスクが伴うと考えます。
では、なぜ、berry(ベリー)を使用すべきでないかと考えたのか、その理由をご説明します。
年齢審査をしていない
berry(ベリー)では、初回登録時、下記のような登録画面が表示されます。
登録項目は写真・ニックネーム・年齢・地域のみです。
この後、本人確認の審査が入るわけではなく、即時でアプリを利用することができます。
本人確認が無いということは、年齢を簡単に欺くことができます。ということは、未成年ユーザーが紛れ込んでいることが十分考えらるのです。そして、もし未成年ユーザーと関係を持ってしまったりすれば、それは犯罪として起訴されるリスクとなります。
さらに、悪質なユーザーの場合、未成年者との「淫行」や「出会い」ということを弱みにして、恐喝をしてくるケースまで出てきています。それは、同種のアプリ「ぎゃるる」で起きた、「ぎゃるる狩り」事件と言う形で実際に警察沙汰になっています。
このように年齢の本人確認がない出会い系アプリということは、出会う相手が未成年である場合があったり、恐喝目的で近づいてきたりするリスクが存在するのです。
利用時は充分に気をつけたほうが良いでしょう。
むしろこの種のアプリは使うべきでは無いと考えます。
法律違反のアプリ
さきほど説明した通りberry(ベリー)は法律上は「出会い系アプリ」ではありません。
出会い系アプリでないと証明するには、運営会社は明らかに出会い目的の投稿や、援助交際目的の投稿を検知して削除しなければなりませんが、berry(ベリー)ではユーザーはやりたい放題となっているのが現状です。
下記の画像をご覧ください。
berry(ベリー)上ではこのようにあからさまに援助交際目的の投稿がなされています。
ホ別2万 = ホテル代は別で2万円から
か、かお = kakaoトーク
このような隠語を使ってやりとりが行われています。
法律上は「出会い系サイト」ではないberry(ベリー)において、このようなやりとりは即刻運営者が削除しなければならないはずですが、野放しとなって放置されています。
これは明らかに義務違反であり、運営者の程度が明確にわかります。
また、こういったわかりやすい釣り文言のユーザーはそもそも、サクラや業者である可能性が高いので、絶対に関わらない方が良いでしょう。
開発者公式サイトがダミーサイト
悪徳出会いアプリの場合、運営会社は足がつかないようにappleやgoogleに登録する開発者公式サイト(デベロッパーサイト)をダミーサイトや使用実態のないTwitterやブログサイトなどを利用します。
berry(ベリー)の開発者公式サイトはなんと、Yahoo!JAPANが登録されています。
https://www.yahoo.co.jp/
なぜ、appleはこの適当な情報のアプリの審査を通したのか、謎が深まるばかりです。
開発元は中国?
開発者名である「yuanyuan zhang」は中国系の女性名です。
berry(ベリー)の他にも出会いアプリを2つ作っており、量産体制が出てきていることから、法人もしくは、複数人のチームであることは間違いはないかと思います。
berry(ベリー)に関するまとめ
berry(ベリー)は、出会い系アプリ規制法の抜け道をついた出会いアプリです。そのため、年齢審査などもなく、未成年者が利用したり、恐喝などのリスクも充分ありえます。また、運営者の削除義務がある援助交際目的の投稿も野放しになっていますが、お問い合わせ窓口の記載もなく、中国系の開発元の可能性が高いので、是正されることも難しいでしょう。
典型的なグレーゾーンを突っ走る出会い系アプリのため、berry(ベリー)は利用しないことをお勧めします。
みなさん、このようなアプリに時間を使わないようにしましょう。
この記事が参考になれば幸いです。