運営会社 | aut.abc |
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サービス開始 | 2015年 |
アプリストア | AppStore google play |
ざっくりまとめると
- かまちょは出会い系規制法を免れる脱法出会いアプリ
- 利用者には恐喝・逮捕リスクが必ず存在することを理解すべき
- マルチ商法の勧誘などが頻発するため注意が必要
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かまちょの料金形態
かまちょは完全無料のアプリです。課金のポイントは一切ありません。
アプリ内のところどころに広告枠があり、広告収入によって利益をあげるビジネスモデルとなっています。
かまちょを使う前に知っておくべきこと
かまちょはAndroid専用のアプリです。iPhoneではかまちょは存在していません。
また、かまちょは「出会い系規制法」の対象外のアプリとなります。
GooglePlayストアの注意書きにも、下記のような記載があります。
読んで分かる通り、かまちょは「出会い系アプリ」ではないということになります。
ただし、これは無料の出会い系アプリではよくある、出会い系規制法の抜け道を使ったサービスモデルであり、実際、中で使っているユーザー達のほとんどは出会い目的でアプリを利用しています。
かまちょの使い方
かまちょはいわゆる友達探しアプリという側面が大きく、
一見、出会い系ぽさというのはあまり感じられません。
しかし、大半のユーザーの目的は出会いであることは間違いないでしょう。
ひとこと機能
ツイッターのようにひとことをつぶやくことができ、
そこから、そのつぶやきに対して返信ができたり、さらにはトークをすることができます。
この機能は男女両方ともが表示されているため、異性同性関係がなく並んでいます。
ひとこと画面では、下記のようにユーザーがつぶやいたものが時系列で表示されていき、そこに誰かが返信をしていきます。
いわば出会い掲示板のような役割です。
ひとこと作成画面
トーク機能
トーク機能では、通常の出会い系アプリのように2人で完全無料でメッセージをすることができます。
完全無料だけに、何の制限もなくトークが開始することができます。
コミュニティ機能
かまちょにはコミュニティ機能があります。
複数ありますが、ほとんどの人はかまちょ初心者というコミュニティに入るのが通常のようです。
通知のON/OFF機能
かまちょを始めると、通知が頻繁に来ることになります。
煩わしいと感じる人も多いはずです。
その際は通知のON/OFF機能を利用してOFFにしてください。
かまちょで注意すること
かまちょは法律上は出会い系アプリではありません。
そのため注意すべきポイントが複数あります。
逮捕リスク
まず前提としてかまちょはGoogleのレーティングでは18歳以上でないと使えないようになっています。
しかし、かまちょに登録する際、ユーザーは任意で年齢を入力するだけで利用ができてしまいます。
運営会社は年齢確認書類をもとに本人確認をすることは一切ありません。したがって、未成年ユーザーが実際の年齢を欺いて使うことは実質可能となります。
もし、万が一未成年ユーザーと繋がり深い関係になった場合、刑法第176条(強制わいせつ)によって、6ヵ月以上10年以下の懲役となる場合がありますので充分注意してください。
恐喝リスク
今読んでいる人の中で、「未成年との出会い」をメリットと捉える人もいるかもしれません。
しかし、それは大きな間違いです。未成年との淫行は犯罪です。そして、犯罪であるということをわかった上で、男性に近づいてくる若者グループも存在しています。
どういうことかというと、例えばこういうことが起きるのです。
出会い系アプリで、年齢を偽り成人女性として登録した女の子がいます。
その子はアプリ上で男性とメッセージを交わし、実際に会ってみようという話になります。
そして、いざ会ってみると、そこで初めて実は未成年であることを告白します。
その直後、どこからともなく、いかつい若者が出てきて、「あんた未成年と会ったよね?犯罪だよ?」とけしかけて、「○○円だしたら、見逃すから」と恐喝をしてくるのです。
もちろん恐喝のほうが明らかに犯罪です。
しかし、もしあなたが恐喝される当事者だったら、「無料の出会い系アプリを利用してたら恐喝された」というのを警察に言って、大ごとにしますでしょうか。
少し後ろめたさがあり、表沙汰にはしたくない、そう感じる人は少なくないはずです。
恐喝グループはまさにその心理を狙っているのです。
そして、今言ったことが、実際に発生したのが、「ぎゃるる狩り」という事件です。
かまちょと同様の無料出会い系アプリ「ぎゃるる」を介して発生した事件になります。
何度も言いますが、この事件のように警察に言って大ごとに出来ない人の方が多いはず。
何となく後ろめたいことですよね。その感情をうまくついているのが この恐喝の手口であるのです。
グレーな運営実態
このようなトラブルを生む可能性のある出会い系アプリを運営する場合、適正な運営者による運営実態があることが重要です。なぜなら、事件になったときに、しっかりと迅速に情報提供がなされるかが重要だからです。
そこで、「かまちょ」の運営元を調べてみると、開発者名は「aut.abc」という法人で登録されていました。しかし、この名前を検索してみても、一切、かまちょの運営
会社の情報は出てきませんでした。
さらに、お問い合わせ先のメールアドレスを調べるとどうやらApp-funというところが運営していることがわかりましたが、そこにも一切運営会社情報や運営者の名前などの記載はありませんでした。
これでは適正な運営実態があるとは言えないでしょう。
「かまちょ」上でトラブルが起こった際に簡単に情報提供を受けることができませんので、利用者は泣き寝入りするしかないということになります。
かまちょの利用者層
かまちょに特有のユーザー層というのは無く、「ぎゃるる」などその他の無料出会い系アプリと同じようなユーザー層と考えて まず問題ないです。
具体的には下記のような目的・属性のユーザーが混在しているというのが現状です。
▼18歳以下の少年少女
Appstoreのレーティングでは、18歳以下の男女は利用できません。
しかし、アプリをDLしても年齢認証などなく、自己申告の生年月日入力でパスできてしまうので、形骸化していると思われます。
▼援助交際目的の男性
18歳以下はいないはずですが、「実態としては多くの少女が利用している」という事実を知っている男性ユーザーが援助交際を目的として少女に声を掛けているというのが現状です。
▼ネットワークビジネスマン
「かまちょ」に限らずですが、無料の出会い系アプリにはまず間違いなくネットワークビジネスマンがたくさんいます。「カフェで稼ぐ方法教えようか?」とわかりやすく誘ってきたりもします。こういう目的の人と関わっても、最終、得をしないのでかかわらないことを強くお勧めします。
▼チャットガールの誘い
女性ユーザーが気をつけなければならないのが、チャットガールの誘いです。
高収入バイトをうたい文句にライブチャットなどの仕事を斡旋しようとしてくる人間がいます。これも、最終的に、水商売や風俗への勧誘につながるため、軽い気持ちで関わることはお勧めしません。
アカウントが凍結された場合
また既にかまちょを利用しており、アカウントの凍結をされた場合、同様のアカウントの復活は不可能となります。異性との出会いを目的とした会話は一切してはいけませんし、できないことを改めて理解してください。
かまちょの退会方法
かまちょには退会の導線がありません。
退会状態にするには、アプリをアンインストールするしかないので、速やかにアプリをアンインストールしましょう。
かまちょの利用は自己責任で
改めて伝えますが、かまちょは法律的な定義上、「出会い系アプリ」ではありません。
よって、「出会い系サイト規制法」による厳格なルールは適用されません。
かまちょの中で悪意を持って、他のユーザーに接近し、LINEなどを交換して友達となり、のちに事件化していくという可能性は大いに考えられますが、それに対して運営側は責任は負わないということになります。つまり、すべて利用するユーザーの自己責任ということになるのです。
このような無料の出会い系アプリでは、業者・援交目的などのユーザーが間違いなく存在します。
女性の方の利用は全くお勧めしませんし、男性側も、「ぎゃるる狩り」に代表されるような事件やネットワークビジネスへの勧誘などリスクは伴います。
そういったリスクをすべて理解した上で、かまちょを利用することは自由ですが、
そこで起こりうる損害はすべて自己責任としてください。
個人的にはかまちょの利用はお勧めしません。
この記事が参考になれば幸いです。