出会いアプリ「匿名チャット」の実態を評価・検証

匿名チャット_icon
サクラなしの出会い系チャット – 出会いの匿名チャット
運営会社 hiromi oonuma
© Hiromi Oonuma
サービス開始 2018年
アプリストア AppStore
google play版は未リリース

ざっくりまとめると

  • 匿名チャットは出会い系規制法を免れる脱法出会いアプリ
  • 利用者には恐喝・逮捕リスクが必ず存在することを理解すべき
  • マルチ商法の勧誘などが頻発するため注意が必要
Appstore引用:
無料でつながる事のできる「匿名チャット」は
全国の知らない男女でお話ができる
ID交換OKのコミュニケーションアプリです!

【匿名チャットの特徴!】
・ひまつぶしに質問、相談、くだらない話ができる!
・匿名でもOK!
・電話番号などの登録が一切不要
・5秒でできる簡単アカウント登録
・チャットは無制限、送受信ともに完全無料
・リアル友達とも瞬時にやり取りできるチャット機能
・パスコードロック機能で見られたくないチャットしっかりロック

【こんな人におすすめ!】
・同じ趣味友達がほしい人
・おもしろい人と絡みたい人
・きいろで話をしたい人
・彼氏、彼女、旦那、嫁には聞けない相談がある人
・会ったりはしないがなんだか無性にチャット友達がほしいと思う日がある人

【禁止している事】
・誹謗中傷となる発言
・局部等の卑猥な画像のアップロード
・他サービスへの勧誘行為
・金銭にかかわるやりとりやギフトカード詐欺
・仕事等を含むあらゆる勧誘行為
・他人の画像を利用したなりすまし行為
・その他妨害行為・迷惑行為
・アプリにふさわしくないと運営が判断した行為

上記に当てはまる行為を行った場合、
アカウントを永久凍結する場合がありますので、
健全なチャット、コミュニティにご協力お願い致します!

匿名チャットの料金形態

匿名チャットは完全無料のアプリです。課金のポイントは一切ありません。
アプリ内のところどころに広告枠があり、広告収入によって利益をあげるビジネスモデルとなっています。

匿名チャットを使う前に知っておくべきこと

匿名チャットはiPhone専用のアプリです。Androidでは匿名チャットは存在していません。

また、匿名チャットは「出会い系規制法」の対象外のアプリとなります。
つまり厳密には「出会い系アプリ」ではありません。アプリ内でも出会い系目的で使用することは厳しく禁止されており、
利用規約の第5条(禁止事項)にその記載があります。

出会い目的での利用だと判断されるとアカウントが凍結されるそうです。

アプリタイトルにも「サクラなしの出会い系チャット」と書かれているにも関わらず、規約上では男女の出会いは禁止しているという矛盾。これは一体どういうことなのでしょうか?

実は、これは無料の出会い系アプリではよくある、出会い系規制法の抜け道を使ったサービスモデルであり、
「男女の出会い」をキャッチコピーにユーザーを集めながら、実際には出会い系規制法で負うべき義務と責任を免れている、ユーザーと法律を欺いた脱法アプリと言えます。

匿名チャットはどんなアプリ?

匿名チャットの機能は一体どういったものなのでしょうか。
その使い方を調査してみました。

匿名チャットの5つの機能

匿名チャットは5つの機能で成り立っています。

トーク機能

トーク機能では、通常の出会い系アプリのように2人で完全無料でメッセージをすることができます。
完全無料だけに、何の制限もなくトークを開始することができます。

投稿掲示板機能

匿名チャットではつぶやき投稿をすることができます。
投稿したつぶやきは全ユーザーに対して表示がされるので、いわば出会い掲示板のような役割といえます。

ギャラリー・探す機能

ギャラリータブでは、プロフ画像を元にユーザーを探すことができます。
右上の検索マークをタップすると、性別・エリア・年代などの条件で検索が可能です。

足跡(足あと)機能

足あとタブには、足あと機能があります。
「足あと」というのは、他の匿名チャットユーザーが自分のプロフィールに訪れたときにつくものです。
ということは、自分が他の匿名チャットのプロフィールを閲覧したときに相手の「足あと」に自分のマークが付くことになります。

ブロック機能

ブロック機能はLINEと同じように、相手をブロックする機能です。
このブロック機能を実行した場合、ブロックされた側には、通知等はありません。
ブロックされた側は、相手のプロフを閲覧しようとして、見れなかった際に初めて、自分がブロックされたことを知ります。

匿名チャットで注意すること

匿名チャットは法律上は出会い系アプリではありません。
そのため注意すべきポイントが複数あります。

その1 逮捕リスク

まず前提として匿名チャットはAppleのレーティングでは18歳以上でないと使えないようになっています。
しかし、匿名チャットに登録する際、ユーザーは任意で年齢を入力するだけで利用ができてしまいます。
運営会社が年齢確認書類をもとに本人確認をすることは一切ありません。したがって、未成年ユーザーが実際の年齢を欺いて使うことは実質可能となります。

もし、万が一未成年ユーザーと繋がり深い関係になった場合、刑法第176条(強制わいせつ)によって、6ヵ月以上10年以下の懲役となる場合がありますので充分注意してください。

その2 恐喝リスク

この読者の中には「未成年と出会えるなんて、最高じゃん」と思う人もいるでしょう。
しかし、それは大きな間違いです。未成年との淫行は犯罪です。そして、犯罪であるということをわかった上で、男性に近づいてくる若者グループも存在しています
どういうことかというと、例えばこういうことが起きるのです。

出会い系アプリで、年齢を偽り成人女性として登録した女の子がいます。
その子はアプリ上で男性とメッセージを交わし、実際に会ってみようという話になります。
そして、そこで初めて実は未成年であることを告白します。
その直後、どこからともなく、いかつい若者が出てきて、「あんた未成年と会ったよね?犯罪だよ?」とけしかけて、「○○円だしたら、見逃すから」と恐喝をしてくるのです。

もちろん恐喝のほうが明らかに犯罪です。

しかし、もしあなたが恐喝される当事者だったら、「無料の出会い系アプリを利用してたら恐喝された」というのを警察に言って、大ごとにしますでしょうか。

少し後ろめたさがあり、表沙汰にはしたくない、そう感じる人は少なくないはずです。
恐喝グループはまさにその心理を狙っているのです。

そして、今言ったことが、実際に発生したのが、「ぎゃるる狩り」という事件です。
匿名チャットと同様の無料出会い系アプリ「ぎゃるる」を介して発生した事件になります。

しかし、この事件のように警察に言って大ごとに出来ない人の方が多いはず。
何となく後ろめたいことですよね。その感情をうまくついているのが この恐喝の手口なのです。

その3 運営者情報が不透明

詐欺的な悪徳出会いアプリの場合、運営会社は足がつかないようにappleやgoogleに登録する開発者名(デベロッパー名)を法人名等ではなく、個人名にしようとします。

そこで「匿名チャット」を調べてみると、開発者名は「hiromi oonuma」という個人名で登録されていました。
法人名ではないことから健全ではない可能性が高く、不安が残ります。

匿名チャットの開発者サイトはダミーサイト?

悪徳出会いアプリの場合、運営会社は足がつかないようにappleやgoogleに登録する開発者公式サイト(デベロッパーサイト)をダミーサイトや使用実態のないTwitterやブログサイトなどを利用します。

「匿名チャット」の開発者公式サイトは下記が登録されていました。

何も投稿実態の無いTwitterのアカウントです。このページが運営会社及びアプリのサポートURLとなっており、全くユーザー対応の意思のないダミーアカウントであることがわかります。

匿名チャットの実態は不明

匿名チャットが本当に個人運営のサービスかどうかはかなり怪しいです。デザインや他出会い系アプリの量産を行なっていることから、業者である可能性の方が高いと思われます。男女の出会いができるアプリというのは非常に危険性を伴うものです。そのため運営元がしっかりと誠意ある運営・対応が必要になりますが、匿名チャットにはそのような運営体制も意思も無いでしょう。安易に使用するのは非常に危険です。

どんな人が匿名チャットを使っているのか?

匿名チャットに特有のユーザー層というのは無く、「ぎゃるる」などその他の無料出会い系アプリと同じようなユーザー層と考えて まず問題ないです。具体的には下記のような目的・属性のユーザーが混在しているというのが現状です。

▼18歳以下の少年少女

Appstoreのレーティングでは、18歳以下の男女は利用できません。
しかし、アプリをDLしても年齢認証などなく、自己申告の生年月日入力でパスできてしまうので、形骸化していると思われます。

▼援助交際目的の男性

18歳以下はいないはずですが、「実態としては多くの少女が利用している」という事実を知っている男性ユーザーが援助交際を目的として少女に声を掛けているというのが現状です。

▼ネットワークビジネスマン

「匿名チャット」に限らずですが、無料の出会い系アプリにはまず間違いなくネットワークビジネスマンがたくさんいます。「カフェで稼ぐ方法教えようか?」とわかりやすく誘ってきたりもします。こういう目的の人と関わっても、最終、得をしないのでかかわらないことを強くお勧めします。

▼チャットガールの誘い

女性ユーザーが気をつけなければならないのが、チャットガールの誘いです。
高収入バイトをうたい文句にライブチャットなどの仕事を斡旋しようとしてくる人間がいます。これも、最終的に、水商売や風俗への勧誘につながるため、軽い気持ちで関わることはお勧めしません。

アカウントが凍結された場合

また既に匿名チャットを利用しており、アカウントの凍結をされた場合、同様のアカウントの復活は不可能となります。異性との出会いを目的とした会話は一切してはいけませんし、できないことを改めて理解してください。

匿名チャットの退会方法

既に匿名チャットのアカウントを持っている方で、退会を考えている方は下記の方法で確実に退会をしてください。
プロフタブ <   退会
一度退会を行うと、メッセージやプロフィールのデータ復元は一切できないそうです。
また退会後はアプリの削除も確実に行うようにしてください。

匿名チャットの利用は自己責任で

改めて伝えますが、匿名チャットは法律的な定義上、「出会い系アプリ」ではありません。
よって、「出会い系サイト規制法」による厳格なルールは適用されません。
匿名チャットの中で悪意を持って、他のユーザーに接近し、LINEなどを交換して友達となり、のちに事件化していくという可能性は大いに考えられますが、それに対して運営側は責任は負わないということになります。つまり、すべて利用するユーザーの自己責任ということになるのです。

このような無料の出会い系アプリでは、業者・援交目的などのユーザーが間違いなく存在します。
女性の方の利用は全くお勧めしませんし、男性側も、「ぎゃるる狩り」に代表されるような事件やネットワークビジネスへの勧誘などリスクは伴います。

そういったリスクをすべて理解した上で、匿名チャットを利用することは自由ですが、
そこで起こりうる損害はすべて自己責任としてください。

個人的には匿名チャットの利用はお勧めしません。

この記事が参考になれば幸いです。