出会い系アプリ「マリンチャット」の実態を評価・検証

マリンチャット_icon
ひまチャットで友達探しトークアプリSNS – マリンチャット
運営会社 Hiroshi Chiba
© com.hiroshichiba
サービス開始 2015年
アプリストア AppStore
GooglePlay

ざっくりまとめると

  • マリンチャットは出会い系規制法を免れる脱法出会いアプリ
  • 利用者には恐喝・逮捕リスクが必ず存在することを理解すべき
  • マルチ商法の勧誘などが頻発するため注意が必要
Appstore引用:
マリンチャットは「ひまつぶし」専用アプリです。
男女関係なく気が合う仲間を見つけましょう。
実際の出会いを強要する場合や、運営が監視上危険と判断した場合、アカウントが停止される場合があるのでご注意ください。

【こんな人におすすめ!】
・ネット上のみでひまつぶしがしたい人!
・毎日同じ人としか話していなくて退屈している人!
・なんでも話せる友達が欲しい人!
・同じ趣味、趣向をもった人とトークしたい人!
・暇すぎて死にそうな人!

【使用方法】

1.まずは20秒でカンタンにプロフィール登録。
2.タイムラインで今の気分をシェアしてみよう!みんなが何をしているかもチェックできるよ!
3.気になった相手のプロフィールを見てみよう!
4.トークをしたくなったなら、”トークをする”ボタンをタップ!
5.トークがスタート!あなたなりのトークを楽しんでね!

マリンチャットの料金形態

マリンチャット(通称:マリチャ)は完全無料のアプリです。課金のポイントは一切ありません。
アプリ内のところどころに広告枠があり、広告収入によって利益をあげるビジネスモデルとなっています。

マリンチャットを使う前に知っておくべきこと

マリンチャットは長らくiPhone専用のアプリでしたが、Android版もリリースされました。
アンドロイド版もiOS版と同じ機能を有しています。

また、マリンチャットは「出会い系規制法」の対象外のアプリとなります。
つまり厳密には「出会い系アプリ」ではありません。アプリ内でも出会い系目的で使用することは厳しく禁止されています。出会い目的での利用だと判断されるとアカウントが凍結されるそうです。

ただ、これは無料の出会い系アプリではよくある、出会い系規制法の抜け道を使ったサービスモデルであり、実際、中で使っているユーザー達のほとんどは出会い目的でアプリを利用しています。

マリンチャットはどんなアプリ?

マリンチャットはいわゆる友達探しアプリという側面が大きく、
一見、出会い系ぽさというのはあまり感じられません。

しかし、大半のユーザーの目的は出会いであることは間違いないでしょう。

マリンチャットの4つの機能

マリンチャットは4つの機能で成り立っています。

つぶやき機能

ホーム画面からツイッターのようにつぶやくことができ、
そこから、そのつぶやきに対して返信ができたり、さらにはトークをすることができます。
この機能は男女両方ともが表示されているため、異性同性関係がなく並んでいます。
この機能があるからこそ、マリンチャットが出会い系アプリぽくなく、友達探しアプリぽさをうまく演出できていると言えるのでしょう。

つぶやき画面では、下記のようにユーザーがつぶやいたものが時系列で表示されていき、そこに誰かが返信をしていきます。
いわば出会い掲示板のような役割です。

トーク機能

トーク機能では、通常の出会い系アプリのように2人で完全無料でメッセージをすることができます。
完全無料だけに、何の制限もなくトークが開始することができます。

足跡(足あと)機能

通知タブには、足あとというタブがあります。

「足あと」というのは、他のマリンチャットユーザーが自分のプロフィールに訪れたときにつくものです。
ということは、自分が他のマリンチャットユーザーのプロフィールを閲覧したときに相手の「足あと」に自分のマークが付くことになります。

付けた足跡は消える?

多くの人が足跡の消し方を気になるようですが、足跡の消し方はありません。一度付けてしまった場合、相手の足跡画面から自分を消す方法はありません。

ブロック機能

ブロック機能はLINEと同じように、相手をブロックする機能です。
このブロック機能を実行した場合、ブロックされた側には、通知等はありません。
ブロックされた側は、相手のプロフを閲覧しようとして、見れなかった際に初めて、自分がブロックされたことを知ります。

通話・電話機能はなし

注意してほしいのは、マリンチャットには通話・電話の機能はありません。もし相手から「通話しよう」「電話しよう」というメッセがきた場合、LINEを交換して通話をしたい、電話番号を交換して通話をしたいという意味だと理解しましょう。しかし、もちろんですが、マリンチャット内でLINEや電話番号の交換は禁止ですので、ご注意ください。

マリンチャットで注意すること

マリンチャットは法律上は出会い系アプリではありません。
そのため注意すべきポイントが複数あります。

その1 逮捕リスク

まず前提としてマリンチャットはAppleのレーティングでは18歳以上でないと使えないようになっています。
しかし、マリンチャットに登録する際、ユーザーは任意で年齢を入力するだけで利用ができてしまいます。
運営会社が年齢確認書類をもとに本人確認をすることは一切ありません。したがって、未成年ユーザーが実際の年齢設定を欺いて使うことは実質可能となります。

もし、万が一未成年ユーザーと繋がり深い関係になった場合、刑法第176条(強制わいせつ)によって、6ヵ月以上10年以下の懲役となる場合がありますので充分注意してください。
また、性別も欺くことができるため、男性であるにも関わらず、女性を装った冷やかしである、いわゆるネカマも存在するでしょう。

その2 恐喝リスク

この読者の中には「未成年と出会えるなんて、最高じゃん」と思う人もいるでしょう。
しかし、それは大きな間違いです。未成年との淫行は犯罪です。そして、犯罪であるということをわかった上で、男性に近づいてくる若者グループも存在しています
どういうことかというと、例えばこういうことが起きるのです。

出会い系アプリで、年齢を偽り成人女性として登録した女の子がいます。
その子はアプリ上で男性とメッセージを交わし、実際に会ってみようという話になります。
そして、そこで初めて実は未成年であることを告白します。
その直後、どこからともなく、いかつい若者が出てきて、「あんた未成年と会ったよね?犯罪だよ?」とけしかけて、「○○円だしたら、見逃すから」と恐喝をしてくるのです。

もちろん恐喝のほうが明らかに犯罪です。

しかし、もしあなたが恐喝される当事者だったら、「無料の出会い系アプリを利用してたら恐喝された」というのを警察に言って、大ごとにしますでしょうか。

少し後ろめたさがあり、表沙汰にはしたくない、そう感じる人は少なくないはずです。
恐喝グループはまさにその心理を狙っているのです。

そして、今言ったことが、実際に発生したのが、「ぎゃるる狩り」という事件です。
マリンチャットと同様の無料出会い系アプリ「ぎゃるる」を介して発生した事件になります。

しかし、この事件のように警察に言って大ごとに出来ない人の方が多いはず。
何となく後ろめたいことですよね。その感情をうまくついているのが この恐喝の手口なのです。

このように「出会い系規制法」脱法アプリは、年齢の確認審査がないため、出会う相手が未成年である場合があったり、恐喝目的で近づいてきたりするリスクが存在するのです。

その3 運営者情報が不透明

詐欺的な悪徳出会いアプリの場合、運営会社は足がつかないようにappleやgoogleに登録する開発者名(デベロッパー名)を法人名等ではなく、個人名にしようとします。

そこで「マリンチャット」を調べてみると、開発者名は「Hiroshi Chiba」という個人名で登録されています。
このヒロシさんという人物、マリンチャットの他にも「ゲイ専用のチャットトークアプリG-Chat」「G-Talk – ゲイ専用の無料トーク掲示板アプリ」「愛羅武CHAT(アイラブ チャット) – 出会い,チャットは夜路死苦!」という出会い系アプリを運営しており、同じシステムを使って、外側を変えて量産しているようです。
これだけ、量産しているので実際に個人運営ということはないと思います。

マリンチャットの開発者サイトはダミーサイト?

悪徳出会いアプリの場合、運営会社は足がつかないようにappleやgoogleに登録する開発者公式サイト(デベロッパーサイト)をダミーサイトや使用実態のないTwitterやブログサイトなどを利用します。

「マリンチャット」の開発者公式サイトは下記が登録されていました。

アクセスすると、シンプルなお問い合わせフォームとなっており、開発者情報やサービス公式サイトではありませんでした。本当に安全な管理・運営をしているのかユーザーとしては不安が残ります。

マリンチャットの実態は不明

マリンチャットが本当に個人運営のサービスかどうかはかなり怪しいです。デザインや他出会い系アプリの量産を行なっていることから、業者である可能性の方が高いと思われます。

また、アプリの機能や、App Storeの文言、さらに開発者サイトなどを見る限り、「Chatty」「シークレットチャット」「Flatalk」と同じ人間が作っているのではないかと推測しています。

もしこれが本当に同じ運営者であれば、完全に個人運営ではなく、れっきとした出会い系業者でしょう。

マリンチャットの利用者層

マリンチャットに特有のユーザー層というのは無く、「ぎゃるる」などその他の無料出会い系アプリと同じようなユーザー層と考えて まず問題ないです。
具体的には下記のような目的・属性のユーザーが混在しているというのが現状です。

▼18歳以下の少年少女

Appstoreのレーティングでは、18歳以下の男女は利用できません。
しかし、アプリをDLしても年齢認証などなく、自己申告の生年月日入力でパスできてしまうので、形骸化していると思われます。

▼援助交際目的の男性

18歳以下はいないはずですが、「実態としては多くの少女が利用している」という事実を知っている男性ユーザーが援助交際を目的として少女に声を掛けているというのが現状です。

▼ネットワークビジネスマン

「マリンチャット」に限らずですが、無料の出会い系アプリにはまず間違いなくネットワークビジネスマンがたくさんいます。「カフェで稼ぐ方法教えようか?」とわかりやすく誘ってきたりもします。こういう目的の人と関わっても、最終、得をしないのでかかわらないことを強くお勧めします。

▼チャットガールの誘い

女性ユーザーが気をつけなければならないのが、チャットガールの誘いです。
高収入バイトをうたい文句にライブチャットなどの仕事を斡旋しようとしてくる人間がいます。これも、最終的に、水商売や風俗への勧誘につながるため、軽い気持ちで関わることはお勧めしません。

ライン交換は禁止

マリンチャットではLINEやカカオなどのID交換は基本的にNGとなっています。もしID交換の事実が運営側に知られるとアカウントが凍結になるのでご注意ください。
しかし、相手から隠語でLINE IDを教えられる場合も少なくありません。その場合、安易に相手を信用すべきではありません。マリンチャットで度々起こるのが、業者へのLINE IDの流出です。無料アプリということもあり、LINE IDを交換した途端、スパムのLINEメッセージが来ることも多々ありますので、ご注意ください。

度重なる不具合(メンテナンス中)が頻発

マリンチャットでは、「不明なエラー」による、通信障害により、メンテナンス中となり、アプリが動かない事態が度々生じています。
これはアクセス過多による不具合であると予想されます。
そのため、よく発生する時間帯は昼12時、夜19-20時ごろです。
度々起きていますが、なくなることはないので、運営元のシステム対応力や対応意思が低いのではないかと考えられます。

アカウントが凍結された場合

また既にマリンチャットを利用しており、アカウントの凍結をされた場合、同様のアカウントの復活は不可能となります。異性との出会いを目的とした会話は一切してはいけませんし、できないことを改めて理解してください。

マリンチャットの退会・削除方法

既にマリンチャットのアカウントを持っている方で、退会を考えている方は下記の方法で確実に退会をしてください。
プロフタブ < ⚙ (設定) < アカウント削除

一度退会を行うと、メッセージやプロフィールのデータ復元は一切できないそうです。
また、退会後はアプリの削除も確実に行うようにしてください。

マリンチャットの利用は自己責任で

改めて伝えますが、マリンチャットは法律的な定義上、「出会い系アプリ」ではありません。
よって、「出会い系サイト規制法」による厳格なルールは適用されません。
マリンチャットの中で悪意を持って、他のユーザーに接近し、LINEなどを交換して友達となり、のちに事件化していくという可能性は大いに考えられますが、それに対して運営側は責任は負わないということになります。つまり、すべて利用するユーザーの自己責任ということになるのです。

このような無料の出会い系アプリでは、業者・援交目的などのユーザーが間違いなく存在します。
女性の方の利用は全くお勧めしませんし、男性側も、「ぎゃるる狩り」に代表されるような事件やネットワークビジネスへの勧誘などリスクは伴います。

そういったリスクをすべて理解した上で、マリンチャットを利用することは自由ですが、
そこで起こりうる損害はすべて自己責任としてください。

個人的にはマリンチャットの利用はお勧めしません。

この記事が参考になれば幸いです。